INTERVIEW
XR技術に関わる多くの従業員が快適に働ける
文化、環境を提供していきたい。
2003年、プノンペン王立大学外国語研究所にて英語教育の学士号を取得し、その後、英語教師、翻訳者/通訳者、NGOプロジェクトのマネージャーを経験。クリエイティブ、エンターテインメントへの私の情熱は、2004年にBBC World Service Trusのライター兼ディレクターへ就任したときです。カンボジア、シンガポール、ベトナムにて、コンピューター・モデリング、映画・テレビCMのアニメーション、VFXに深く関わり続けてきました。VR、AR、MR技術を用いたサービスをカンボジアで広めるため、ラストマイルに入社を決意。現地の人々や国際的なクライアントのために日々、多くのプロジェクトを遂行しています。
VR技術を活用し日本や東南アジアの
会社にソリューションを提供
ラストマイルワークス・カンボジアのカントリーマネージャーをしているヘン・チュルサです。カンボジアでの企業ブランディングやマーケティング、プロモーション、キャンペーンに上流工程から携わっています。VR技術を東南アジアの不動産市場でいち早く活用し、日本や東南アジアの大手不動産デベロッパーに対して積極的にソリューションを提供してきました。私たちが培ってきた新しい技術をお客様に導入してもらうことで、企業の業務改善やマーケティング領域で力になれると思っています。チームを技術面でもサポートすることで若い人材の才能を効果的に発揮させる環境を提供できるよう努めてきました。定期的に学生やスタートアップ企業、テクノロジーに敏感なローカル企業の方々に会って意見交換をしたり、技術共有をしたりする機会を設けています。
最高のプロダクトを納品できたとき、
学生や子どもたちに喜んでもらえたとき、やりがいを感じる
仕事のやりがいはたくさんあります。ひとつは、プロダクトをお客様に納品したとき。VR技術は常に進化しているので私たちもそれについていかなければなりません。クライアントワークも同様、ソフトウェアもハードウェアも常に進化しています。そのため、どうすればより良いソリューションを提供できるか、毎回考える必要があるのです。そして考え抜いたうえで最高のプロダクトを納品できたときのやりがいは、非常に大きいものがあります。 もうひとつは、VRはまだまだ新しい技術です。カンボジアではテクノロジーが先進国に比べて普及していません。しかし、私たちのスタディツアーで学生や子どもたちにテクノロジー体験をしてもらうと、すごく喜んでくれます。人が新しいものに触れたり、経験したりするきっかけを与えられるのは嬉しいこと。これも私にとっては大きなやりがいですね。
カンボジアで初めての3Dドームを体験会を開催
入社して最初のプロジェクトが3Dドーム・プロジェクトでした。3Dドームは日本のような先進国では真新しいものではありませんが、カンボジアでは初めての試みでした。チームのメンバーと一緒に組み立て、実際に体験してもらったときのことは今でも鮮明に覚えています。このプロジェクトはカンボジア国内で話題を呼び、カンボジアの人たちの評判も非常に良かったものです。
新しいプラットフォームを作り、新しいセーフティネットを
ラストマイルワークスはカンボジア初のVR開発会社であり、最新技術を提供する唯一の企業です。私たちはテクノロジーにおいて、カンボジアNo.1を目指しています。不動産のみならず医療やエンターテイメントなど、さまざまなXR関連技術に興味がある人は、ぜひ弊社の門をたたいてください。 また、私たちは人を大切にする会社です。弊社のミッションにもあるように新しいプラットフォームを作ることは、新しいセーフティネットを作ること。途上国では社会的なセーフティネットが整っていないことが多くありますが、私たちは多くの従業員が快適に働けるような文化、環境を提供していきたいと思っています。
XR技術を利用して国の重要な資産を残していきたい
ラストマイルワークスに入社して、より社会のことを考えるようになりました。入社する前の私は、ただカッコいい3Dコンテンツを作れればいいと思っていただけです。しかし今では大きなビジョンとして、VRをはじめとした先端技術を利用してこれまでの産業を変えていくことを考えています。たとえば、現在のカンボジアは高度成長期で建物がどんどん建っている一方、伝統や文化は失われつつあります。こうした国の重要な資産を、XR技術を利用して残していきたいのです。