LASTMILE

MISSION

生まれたところが日本か、はたまた途上国かというだけで、自分の人生の選択の幅が決まってしまう。
そんな世の中を変えていきたいという想いを基に、
途上国であるカンボジアからラストマイルワークスは誕生しました。

私たちは人種や国境を越えて新しい価値を共創し、
多様な世界を活かす新しい仕組みをつくることで、より豊かな社会を目指していきます。

MISSION

多様な世界を活かす新しい仕組みをつくる

VISION

辺境から世界に通用するサービスをつくる

私たちが解決したい課題

底辺への競争〜グローバリゼーションの弊害〜

「底辺の競争(Race to the bottom)」という言葉が存在します。この言葉は、国家が外国企業の誘致や産業育成のために、減税、労働基準・環境基準の緩和などを競うことで、それによりその国の労働環境や自然環境、社会福祉などが最低水準へと向かうことを意味しています。

カンボジアなど東南アジアの途上国は、この言葉と深い関わりがあります。東南アジアの途上国の国々は、世界的にも高いGDP成長率を維持し続けていますが、それでも今なお先進国と比べると平均所得や賃金が低いために、多くの外資系企業が安い労働力を求めて東南アジアの途上国で事業展開を進めています。

そこで働く多くの人の仕事はいわゆる労働集約型の単純作業であり、給与も上がりづらい状況にあります。また、スキルの向上が要因でメンバーの給与が上がらないように、意図的に従業員に教育をせず、単純労働を強いる職場も存在しているのが実情です。

このような、報われづらい労働環境下で今でも多くの人が働いており、才能を持った優秀な若者や、努力している人たちが報われていない現実があります。また、これらの負の構造は連鎖しやすいために、なかなか断ち切ることが難しくなっています。

底辺の競争による負の循環

課題の解決策の方向性

才能ある人や努力をする人が報われるための仕組みづくり

これらの負のスパイラルを脱出するためには、「雇用創出」「人材育成」「高付加価値サービス」の3つを組み合わせ、「途上国で良い企業と仕事をつくり出す」ことが必要だと私たちは考えます。

途上国で良い企業と仕事をつくり出すためには、現地に腰を据え、成長と適切な対価を得られる質の高い雇用を多く産み出すことが最も重要なことの一つだと考え、ラストマイルワークスは途上国であるカンボジアでスタートしました。また雇用と併せて、人が人を育て、育った人がまた新たな人を育てる人材育成のスキームを構築することにより、メンバー一人一人が持つポテンシャルを開花させる仕組みを作ります。そして、先進国に向けて最新のテクノロジーを活用した付加価値の高い事業を開発することで、彼らの能力を最大限に活かすことに繋がると考えています。

これらの仕組みを通して、生まれた場所や境遇に関係なく、才能ある人や努力をする人が報われるための仕組みを生み出していきます。

ラストマイルワークスモデルによる正の循環

私たちが行う解決策

途上国のもつ多様なポテンシャルを最大限に活用する事業の創出

サービスを開発するにあたり、各国及び各国のメンバーごとの多様性と、日本における魅力的な市場を掛け合わせることで、ラストマイルワークスだからこそ提供できるユニークな事業を目指しています。

カンボジアには建築CGのポテンシャルを持つ若者が多く存在し、またベトナムでは国策としてエンジニア人材の育成に力を入れています。一方で、日本では不動産業界のDX化が遅れており、CGやVRといったテクノロジーの需要が高まってきています。建築メタバースプラットフォーム「comony」や不動産業界向けDX支援プラットフォーム「ラクナル」は、このように彼らの多様性と日本の市場を掛け合わせたことで生まれました。

また、これらの事業を通しての3DCGやWebシステム開発に関するノウハウをラストマイルワークスグループとして貯めていくことで、他国でも同様の展開を行えるように仕組みを整えています。同時に、各国ごとの多様性を活かすために、事業の内容や開拓するマーケット、組み合わせる技術トレンドも臨機応変に変化させていくことで、常にユニークな価値を創出していきたいと考えています。

私たちは、このように最新の技術トレンドと親和性の高いグローバルチームを編成することで、より高い付加価値を提供できるよう事業運営を行っていきます。

カンボジアチームベトナムチーム

私たちの現在地と目指す未来

雇用創出にとどまらない仕組みづくりを、より多くの国で

2016年の創業から5年間、様々な試行錯誤を重ねる中で決して順風満帆ではなかったですが、2021年にはカンボジアでの雇用は70人を超え、直近3年間での賃金上昇率も40%となりました(なお、2021年時点のカンボジアの最低賃金は192$で、3年間の最低賃金上昇率は13%でした)。

これからもカンボジアとベトナムでは引き続き事業と組織を拡大していくと同時に、ラストマイルワークスが今まで培ってきたノウハウを活かすことで、東南アジアだけでなく世界各国にも拠点を構え、より多様性を活かしたチームと事業を生み出していきたいと考えています。

さらに、将来的には雇用の創出にとどまらず、保険や金融教育など、途上国がゆえに万全ではない社会福祉や国境を越えたコミュニティづくりに関してもアクションを起こしていくことで、多様な世界を活かす新しい経済圏をつくり出していきたいと考えています。

各年の平均月給の推移

辺境に機会を増やすため、これから取り組んでいくこと

これからも私たちは、辺境から世界に通用するサービスをつくる
グローバルカンパニーとして成長し続けます。

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