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2021/6/1 ブランディング

ブランディングシリーズvol.5
「働き方・文化はどう違う?」

こんにちは!ラストマイルワークス広報担当です。
今回は、カンボジアで生まれたラストマイルワークスですが、日本とカンボジアでの働き方や文化の違いについて、各国を拠点としているメンバーにQ&A形式で話を聞いてみました! 意外にこういった会話を改めてすることはなかったようで、とても新鮮な機会になりました。今回はその内容を会話ベースでお届けします!



日本とアジアの働き方の違いってどんなところがある?


中川
僕はカンボジアにいながら、日本の仕事をしているのですが、働いている国が違うからといって、大きな違いを感じることなく日々働けているように思っていますね。コロナ禍の現状、時間や距離の差をさらに感じることなく、常に繋がっている感覚で皆と働けているように感じています。
カンボジアにきて、実はもう4〜5年になるんですが、どんな違いを感じていたか振り返ると...
日本よりもカンボジアやアジア諸国の人のほうが、人と人とのコミュニケーションをより重要視しているように思いますね。そもそも、言語の違いもあるから、しっかり話さないと伝わらないというのは当然なんだけど、日本と比べるとカンボジアって、私生活とオフィスとのオンオフの境目があまりないんですよね。良くも悪くも。
コミュニケーションの取り方も、スタッフの様子を見ていると、学校の雰囲気とあまり変わらない感じがします笑。オフィスと私生活で境目を意識しておらず、和気藹々としたムードが広がっています。
日本みたいにビジネスライクなコミュニケーションよりも、友達感覚で仕事をできる人のほうが、うまくいくことが多いんじゃないかなと思います。学校で、友達話す感覚のような...。ヒエンさんどう思います?


ヒエン
カンボジアは、先輩後輩という考え方が、日本と比べるとフラットで対応な関係性で捉えていて、働いたら、上下ではなく、「同士」という感覚が強いかなと思いますね。

今泉
カルチャー的に、日本のほうが無意識的に上下関係の意識を感じてしまうように思いますね。ところが、ラストマイルではそこまでそういった意識はないんじゃないかなと入社してから感じています。全体的に年が近いとかは、あるかもしれないけど...。代表の小林さんも全体会議でよくいうけど、カンボジアも日本もフラットに、という話がみんなに浸透していると思います。みんなの意識としては、下も上もないよね、という考え方。一般的な企業って上司部下の関係が根強いけど、ラストマイルはフラットにあるという考え方ですね。
それと、実は4月から、地方に移住しているんだけど、距離ってことに対してマイナスな印象がない考え方で、ボーダレスで、働く場所も時間も越境できている会社だなぁと思っています。



日本人スタッフとカンボジアスタッフってどのように交流しているのですか?


今泉
案件コミュニケーションと社内コミュニケーションと、交流にも2種類あると思っていて、案件でいえば、ヒエンさんとよく連絡をとっていますね。社内でいえば、年度末のMTGのときに、日本・カンボジア・ベトナムとで、オンラインで繋がって、全員で遊んだりしました笑。
普段の社内交流は、今後改善していかないといけない点と捉えており、日本とカンボジア双方が、相互に今よりももっと積極的にコミュニケーションを取り合う提案をできるようにしていけると良いと思いますね。

ヒエン
日本からの学びですが、「報連相」がとても大事だと理解しています。僕はそういった日本におけるビジネスの姿勢を、少しずつカンボジアの人たちに教えていくように努めていますね。

中川
そうですね、今後もっと交流というか、情報共有の機会や行動指針の浸透を今よりも増やしていきたいなぁというのは感じていますね。


普段の業務はどのようにコラボレーションしてますか?


今泉
実際に国境の壁を越えるにはどうしたらいいかというと、コミュニケーションツールを活用していって、みんながみんな同じ場所を見てプロジェクト管理しています。タスク管理やガントチャートでのプロジェクト管理など、カンボジアで使っていたものを日本でも使えるようにしたり、逆も然り。コミュニケーションは、SlackやChatworkなどを利用しています。

ヒエン
いつもスムーズにやりとりができていますね。100人前後の人数になってきたので、相当なプロジェクト数ではありますが、ラストマイルはプロジェクト管理も整備された環境ですし、皆がいつもより良いコミュニケーションの取り方を模索しているので、日々改善をかけながら、前に進んでいる感覚があります。


ラストマイルワークスを今後どうしていきたいですか?


ヒエン
今後は、今よりも一人ひとりがより良いクオリティを求めていけると良っています。様々な研究やR&Dを繰り返しながら、技術力を更に高めていくような姿勢で成長できると良いと思いますね。自身の課題としては、案件だけではなく、後輩への教え方だったり、自分なりのクオリティやスタイルをどう成長させていけるかを試していく段階です。

今泉
個人的には、入社してからここ数ヶ月でカンボジアのスタッフとやりとりすることがすごく増えたんですが、双方の国で普通と思うことや、普通と思わないことがまだまだすれ違いと感じることがあって。フラットでお互いを理解し合えるということがラストマイルの軸だから、そういった相互理解の部分は、妥協しちゃいけない点だと思って、より良い風土にできたらなと思っています。

それと、一番のラストマイルの強みは、大手と違ってスピード感をもって仕組みを変えることができる点だと思っています。日本・カンボジア・ベトナムの距離が今よりももっとダイレクトにコミュニケーションできるような状態にしていけると良いなと。そうすると極端な話、スタッフとお客さんが、リアルでやりとりするぐらいの距離感があれば、スピーディにクオリティに高いものが成果出せる。それがゴールなんじゃないかなと信じています。
そのためには、社内のコミュニケーションについて、今が本当に正しいのかどうなのか、という疑念やフィードバックを常にみなが確認しあえてる状態が良いと思うんですよね。そういったことを達成しながら、日本企業が満足できるクオリティのサービスを今よりももっとアウトプットできる会社になれば、業界のパイオニアになれると思っています。

中川
日本に関しては、まだメンバーも多いわけではないけど、カンボジアに関しては、本当に大きくなってきました。もうすぐ100人ですね。カンボジアという国単位で捉えると、大企業ではないけど、どちらかというと小さくはない大きな企業まで成長できてきて、カンボジアNo.1を目指せる状態になってきたなと。
そういった今だからこそ、カンボジアで仕事を生み出す力が今後必要になってきていると思っています。
また、これからは今よりももっと、ゼロベースで自分たちでレールを引ける力が必要なのではないかと思っています。今は、コロナでなかなか足枷がありますが、例えば「カンボジアから日本に人を派遣して、技術力やビジネススキル吸収して帰ってくる」みたいなコラボレーションが実現できたら良いなと考えています。

最後に、我々の思いとしては、たとえラストマイルを辞めたとしても、ここで働いてよかったと思ってもらいたいなと、いつも心に留めています。スキルや価値観として何か良いものを残してあげたいな、と。

日本人の僕だからなのかもしれないですが、日本の会社で働けることで学べることって多いと思うんですね。それは、スキルだけに留まらないモラル的なところだったり、思いやりの精神だったり。
カンボジアにおけるビジョンですが、これからはカンボジアという国に対して、ラストマイルという企業が、教育機関として受け入れられるようにしたいですね。僕らの会社で、働き方を学べると良いと思っています。
ただ労働する場所なのではなく、日本のビジネスの良い文化をカンボジアに展開できたらいいと思っています。
ちゃんとした教育を受けずに社会人になる人が多いから、会社として、人としての能力を育める会社になっていくと良いと思っていますね。

いかがでしたか?今回は、カンボジアを拠点とする日本人中川と、日本で大学を卒業してからカンボジアで働くヒエン、そして日本支社に身を置きながら、地方へ拠点を移した今泉とで、様々なバックグラウンドのあるメンバーでラストマイルの働き方を振り返ってもらいました!
ラストマイルだから実感できる、これからの働き方があるのかもしれません。現在、ラストマイルは随時採用活動中にて、気になった方や話を聞いてみたいという人がいたら、お気軽にお問合せくださいね!